立志式の日に思う
今日は、長男の中学校の立志式でした。中学2年生は14歳、昔の元服の歳ということで、志を誓う行事なのだそうです。体育館での立志式は代表の生徒が挨拶をして、そのあと各クラスにわかれて1人ずつ自分の誓いを保護者の前で述べていきました。
わが子が一体なんと言うのか、とんでもないことを言うんではなかろうかと内心ドキドキしていましたが、口から出た言葉は「僕はものを作る人になりたいと思っています」でした。何を作るかはまだわからないけど、とにかく何かものを作る人になりたい、と。…正直なところだろうと思いました。 他のクラスメートは「漫画家になりたい」とか「ゲームのプログラマーになりたい」などのいわゆる"あこがれ"系、「薬剤師になりたい」とか「福祉・介護の道に行きたい」などの"守り"系がほとんどでした。 中2ねえ。自分たちが中2の頃って、どうだったのだろう。もっとピリッとしたやつがいたと思うけどな。なんだかぬるま湯のような感じを受けたのは、うちの夫婦だけだったのでしょうか。 志って、職業のことだけじゃないと思うのだけど。「夢=将来の職業」みたいに考えるきらいがあるように思います。夢が職業だけなんて、小さすぎないか。 そしてさっき、たまたまネットサーフィン中に見つけた、世界に25万人いると言われる少年兵たちの写真。まだ年端も行かない子どもたちが、人を殺す道具の銃を持って前線に配置されています。あどけない6〜7歳くらいの子もいれば、それこそ中2くらいの顔立ちの子もいます。 それらの写真を目にするたびに、どうしても私は母親として悲しくて見ていられなくなります。自分の子と同じような年頃の彼らを…この子はもう人を殺したのだろうか、人を殺さなければ自分が殺される場面をくぐり抜けているのだろうか…と考えると、いても立ってもいられなくなるのです。 学校があって受験があって、そんな世界が当たり前だと思っている日本の中学生。 この現実を私たち大人は、どうとらえていったらいいのでしょうか。そして、どう子どもたちやまわりの人に伝えていったらいいのでしょうか。 私たち1人ひとりができること。私1人にでもできること。立志の歳をすでに3回以上重ねてしまったおばちゃんですが、私には一生をかけてやっていきたい志があります。 次の時代につながる世の中を作っていくこと、です。
by k_sakuya07
| 2014-02-28 23:19
| 子育て
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